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メートル坪量(米坪)を基準としています。紙の重量を表示するとき1m×1m=1uの面積重量(g)をいいます。表示方法はg/uを使います。 |
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規格寸法に仕上げた紙1000枚当たりの重量をkg単位で示します。(紙の1000枚を、板紙は100枚を1連と言います。) |
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紙の1枚の厚さをマイクロメートルμm(ミクロン)、1000分の1mmで表します。例えば80μmは1000枚1連8cmです。 |
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紙の白色度は青色フィルター透過光線で照射したときの試料(100mm×80mm)の標準酸化マグネシウム板に対する比反射の数値を言う。白色度試験器(ハンター反射率計)で測定する。 |
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紙の状態でPH(ペーハー)が7ないし、弱アルカリ性になっていることを言う。紙のインクのニジミを防止する役目のサイズ剤として従来はロジンサイズ剤が使用され、その定着剤として硫酸バンドが使用されておりました。
この定着剤を使用した紙が酸性紙です。近年、中性サイズ紙が登場し、填料として炭酸カルシウムが使えるようになり、長期保存性に優れた中性紙を抄造することができました。中性紙と酸性紙を見分ける方法は紙片を燃やした灰が白ければ中性紙、黒っぽいならば酸性紙です。 |
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紙は細かい繊維が複雑に絡み合っており、その構造的な平らさ、滑らかさを表すものが平滑度である。測定方法は空気を利用する方法が一般的でべック試験器がある。 |
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サイズ度は水溶液の浸透性を測定するものである。パルプ自体は親水性であり、それを防止する為サイズ剤(ロジン系、中性撥水剤)を添加する。薬品溶液が紙層に浸透する時間を測定するステキヒトサイズが一般的である。他に一定時間水と接触させて、吸水量を測定するコップ法等ある。 |
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引張力に対する紙の抵抗値を引張強さという。一般に広葉樹よりも針葉樹パルプの方が、溶解してパルプの絡み合いが多く、強度は強くなる傾向がある。古紙パルプは繊維が痛んでいる為バージンパルプよりも強度は弱めである。紙の両端から過重をかけて、一定の強さで引っ張っていくと破断する。その時の最大荷重が引張強さである。kgfであらわす。 |